NBAは7月16日(日本時間17日)、試合中のフロッピングに対するペナルティーをプレイ規則の一部として恒久化することが理事会で承認されたと発表した。
試合中のフロッピングに対するペナルティーは、2023-2024シーズンの前に試験的に1年間導入されていた。
ルールでは、審判がフロップと判定した場合、違反した選手にアンスポーツマンライクではないテクニカルファウルが科され、相手チームに1本のフリースローが与えられる。FTはファウル発生時に試合に出ていたいずれの選手も試投可能。フロッピングの違反に基づいて選手が退場となることはない。
NBAのルールでは、アンスポーツマンライクテクニカルファウルが2回コールされると選手が自動的に退場となるが、フロッピング違反に対するアンスポーツマンライクではないテクニカルファウルに関しては適用されない。
また、NBA理事会は同日、Emirates NBAカップ(インシーズン・トーナメント)における得失点差や総得点のタイブレイカーからオーバータイムの得点を除外することを決議した。競技の公平性を促進するためのルール変更は、11月12日(同13日)から12月17日(同18日)にかけて行われるEmirates NBAカップ2024から適用される。
Emirates NBAカップのグループプレイからノックアウトラウンドに勝ち進むチームを決定するタイブレイカーで、得失点差や総得点は(グループプレイでの直接対決の成績に続く)2番目と3番目に定められている。オーバータイムに突入した際のグループプレイの試合における得失点差は「0」となり、総得点はオーバータイムに記録した得点が除外される。
これらの変更はいずれも選手、選手会代表、コーチ、ガバナー、チームエグゼクティブ、審判団で構成されるNBA競技委員会に推奨されていた。
原文:NBA Board of Governors makes in-game flopping penalty permanent(抄訳)
翻訳:坂東実藍