ネッツのミルズが2021-22シーズンのNBAスポーツマンシップ賞を受賞

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パティ・ミルズ(ブルックリン・ネッツ)
NBA Entertainment

NBAは4月22日(日本時間23日)、2021-22シーズンのNBAスポーツマンシップ賞にブルックリン・ネッツのパティ・ミルズが選ばれたことを発表した。

以下、公式リリース抄訳

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ブルックリン・ネッツのガードであるパティ・ミルズが、2021-22シーズンのNBAスポーツマンシップ賞の受賞者としてジョー・デュマーズ・トロフィーをを受け取ったことを、NBAが本日発表しました。 この賞は、コート上でスポーツマンシップの理想を最も体現している選手をたたえるためのものです。

NBAの各チームは、NBAスポーツマンシップ賞に値する選手を1名ノミネートします。30チームの候補者の中から、リーグ幹部による審査委員会が6つのディビジョンごとに1名ずつの最終候補者を選出。その後、およそ300名の現役NBA選手たちが、リーグ事務局が実施した投票を通じ、6名の最終候補者から受賞者を選びました。

ミルズ(アトランティック・ディビジョン)のほかの最終候補者は、マイアミ・ヒートのセンターであるバム・アデバヨ(サウスイースト)、フェニックス・サンズのフォワードであるミケル・ブリッジズ(パシフィック)、クリーブランド・キャバリアーズのガードであるダリアス・ガーランド(セントラル)、デンバー・ナゲッツのフォワードであるジェフ・グリーン(ノースイースト)、メンフィス・グリズリーズのフォワードであるジャレン・ジャクソンJr.(サウスウェスト)でした。

ミルズは合計1975ポイント(1位票58票)を獲得し、グリーンは1841ポイント(1位票60票)で2位となりました。 最終選考に残った6名には、1位票に11ポイント、2位票に9ポイント、3位票に7ポイント、4位票に5ポイント、5位票に3ポイント、6位票に1ポイントが与えられました。

これは、オーストラリア出身でNBA歴13年のベテランのミルズにとって初めてのNBAスポーツマンシップ賞となります。後日授与されるジョー・デュマーズ・トロフィーに加え、この栄誉を記念して本日、75周年記念の特別仕様のトロフィーが贈呈されます。

2021年8月にフリーエージェントでネッツと契約したミルズは、2021-22シーズンのレギュラーシーズンに81試合に出場し、1試合平均29.0分で11.4得点、2.3アシストを記録しています。 3ポイント成功数(227本)はリーグ11位、3ポイント成功率(40.0%)は25位につけています。

ミルズは今シーズン、テクニカルファウルを一度も取られていません。これまでのキャリアにおけるレギュラーシーズン通算820試合ではテクニカルファウルは2回のみで、13シーズンのうち11シーズンはテクニカルファウルを取られていません。

33歳のミルズは、ネッツの前の10シーズンをサンアントニオ・スパーズでプレイし、2013-14シーズンにはNBAチャンピオンに輝いています。ミルズは、2009年のNBAドラフト2巡目(全体55位)でポートランド・トレイルブレイザーズに指名され、最初の2シーズンはブレイザーズでプレイしていました。

2021-22シーズンのNBAスポーツマンシップ賞の投票結果と、歴代受賞者のリストは以下の通りです。

2021-22 NBAスポーツマンシップ賞 投票結果

選手
(チーム)
1位票
(11点)
2位票
(9点)
3位票
(7点)
4位票
(5点)
5位票
(3点)
6位票
(1点)
合計
パティ・ミルズ
(ネッツ)
58 54 69 35 52 37 1975
ジェフ・グリーン
(ナゲッツ)
60 61 28 50 25 41 1841
バム・アデバヨ
(ヒート)
38 46 56 67 57 46 1776
ミケル・ブリッジズ
(サンズ)
52 54 34 54 37 50 1727
ダリアス・ガーランド
(キャブズ)
43 56 49 40 48 40 1704
ジャレン・ジャクソンJr.
(グリズリーズ)
37 17 42 42 69 74 1345

NBAスポーツマンシップ賞 歴代受賞者

1995-96:ジョー・デュマーズ(デトロイト・ピストンズ)
1996-97:テレル・ブランドン(クリーブランド・キャバリアーズ)
1997-98:エイブリー・ジョンソン(サンアントニオ・スパーズ)
1998-99:ハーシー・ホーキンズ(シアトル・スーパーソニックス)
1999-00:エリック・スノウ(フィラデルフィア・76ers)
2000-01:デイビッド・ロビンソン(サンアントニオ・スパーズ)
2001-02:スティーブ・スミス(サンアントニオ・スパーズ)
2002-03:レイ・アレン(シアトル・スーパーソニックス)
2003-04:PJ・ブラウン(ニューオーリンズ・ペリカンズ)
2004-05:グラント・ヒル(オーランド・マジック)
2005-06:エルトン・ブランド(ロサンゼルス・クリッパーズ)
2006-07:ルオル・デン(シカゴ・ブルズ)
2007-08:グラント・ヒル(フェニックス・サンズ)
2008-09:チャウンシー・ビラップス(デンバー・ナゲッツ)
2009-10:グラント・ヒル(フェニックス・サンズ)
2010-11:ステファン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)
2011-12:ジェイソン・キッド(ダラス・マーベリックス)
2012-13:ジェイソン・キッド(ニューヨーク・ニックス)
2013-14:マイク・コンリー(メンフィス・グリズリーズ)
2014-15:カイル・コーバー(アトランタ・ホークス)
2015-16:マイク・コンリー(メンフィス・グリズリーズ)
2016-17:ケンバ・ウォーカー(シャーロット・ホーネッツ)
2017-18:ケンバ・ウォーカー(シャーロット・ホーネッツ)
2018-19:マイク・コンリー(メンフィス・グリズリーズ)
2019-20:ビンス・カーター(アトランタ・ホークス)
2020-21:ドリュー・ホリデー(ミルウォーキー・バックス)
2021-22:パティ・ミルズ(ブルックリン・ネッツ)
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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ
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