テイタム31得点のセルティックスがスタートダッシュでヒートに勝利 シリーズは再びタイに

Author Photo

5月23日(日本時間24日)、TDガーデン(マサチューセッツ州ボストン)で行われたNBAプレイオフ2022イースタン・カンファレンス・ファイナルのマイアミ・ヒート対ボストン・セルティックス第4戦は、102-82でセルティックスが快勝し、シリーズを2勝2敗のタイとした。

第3戦では第1クォーターで18-39と大差をつけられたセルティックスだが、この日は開始からフィールドゴール14本すべて失敗したヒートをしり目に、デリック・ホワイトの連続7得点を皮切りに18-1のランでいきなり主導権を握る。

第1Q残り7分56秒のバム・アデバヨのフリースローまで得点をあげられず、最初のFG成功が同3分22秒だったヒートは、第1QのFG20本中3本成功に終わり、11-29と大差をつけられた。『ESPN Stats & Info』によると、開始8分で1得点は、過去四半世紀のプレイオフで最少だ。

第2Qに一時27点差をつけたセルティックスは、24点リードで迎えた後半も、第3Qに一時32点差をつけるなどし、第4Qにスターター全員をベンチに置いたままとしたヒートに快勝した。

マーカス・スマートが欠場したものの、シリーズをタイとしたセルティックス(2勝2敗)は、ジェイソン・テイタムが31得点、8リバウンド、ペイトン・プリチャードが14得点、ホワイトが13得点、8リバウンド、6アシスト、3スティール、ロバート・ウィリアムズ三世が12得点、9リバウンド、ジェイレン・ブラウンが12得点、7リバウンド、アル・ホーフォードが13リバウンド、4ブロックを記録している。

テイタムは「もちろんこの試合がいかに重要かは分かっていた」と話した。

「全員が違う必死さで試合に臨まなければならなかった」

プレイオフに入ってセルティックスは黒星を喫した次の試合の成績が5勝0敗。イメイ・ユドカ・ヘッドコーチは「黒星の時と同じように、勝った次の試合でも同じエネルギーでなければいけない」と述べている。

「これであと3試合のシリーズとなった。いつも負けてから心構えを変え、ちょっと必死になるというわけにはいかない」

一方、タイラー・ヒーローが欠場したヒート(2勝2敗)は、ビクター・オラディポが23得点、6アシスト、ダンカン・ロビンソンが14得点、ケイレブ・マーティンが12得点、6リバウンド。ジミー・バトラーはFG14本中3本成功の6得点、7リバウンド、アデバヨは9得点、6リバウンド、カイル・ラウリーは3得点だった。

FG成功率33.3%だったヒートは、スターターの5人がFG36本中7本成功にとどまった。エリック・スポールストラHCは「立ち上がりから彼らに襲いかかられたね」と話している。

「言い訳はしない。今夜は確かに彼らのプレイが勝っていた。まったく試合をつかむことができなかった」

第5戦は25日(同26日)、FTXアリーナ(フロリダ州マイアミ)で行われる。

ボックススコア

NBA全試合ライブ&見逃し配信 最高の瞬間を『NBA Rakuten』で

著者
Author Photo
NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ