フィラデルフィア・76ersのマティース・サイブルは、オーランドで再開されるシーズンを新たなシーズンとして受け止めている。
昨年のドラフト全体20位で指名されたサイブルは、1年目のシーズンを通じて学び、結果を残してきた。彼は、これまでに身につけたことを再開後のシーズンでも発揮しようとしている。
7月17日(日本時間18日)の練習前、サイブルは「間違いなく2年目のような感覚」と語った。
「これまでに50〜60試合に出場できて、その経験を生かせるし、これからも前進し続けられる感覚を持っている」。
オーランドに到着してから1週間あまりが経ち、ブレット・ブラウン・ヘッドコーチはサイブルが良い形でアピールできていると話す。
「マティースのディフェンスは素晴らしい。対峙した相手は、張り付かれている感覚を得ると思う。本当に優れた選手だ」。
ワシントン大学時代から守備に定評があったサイブルは、1年目の選手の中で今季最多となる80スティール(1試合平均1.4)を記録している。キャリアに関係なく今季平均1.4スティール以上を記録している選手の中で、サイブルは出場時間が最も少ない(19.5分)。
サイブルは「ディフェンダーとしては、マッチアップする相手に自分をリスペクトしてもらいたいと思うもの」と言う。
また彼は、エリートレベルのチームメイトとの練習により、世界最高峰の舞台でもやっていける実力があることを証明できたと考えている。
「オールスターがチームにいて、彼らと日々競い合えるのは幸運なこと。チームメイトからリスペクトしてもらえたら自信になるし、試合でも生きる」。
オーランドに到着後、ブラウンHCはサイブルがリバウンダーとしても成長していることを実感。特に、オフェンシブリバウンドの能力を称えている。
「彼にはオフェンシブリバウンドを取りにいくよう促している。素晴らしいプレイをしているよ。このキャンプで本当に良いプレイをしている」。
サイブルは、中断前にレギュラーシーズン57試合に出場したことで、自身にとって初のNBAプレイオフに向けた準備が整ったと確信している。
「奪えるスティールは全て奪うつもりでここに来た。自分やチームメイトを追い込めていると思うし、より精神的に落ち着いた選手に慣れたと思う。目の前のリスクを計算して、より良い判断ができていると思うね」。
トレーニングの種類が限定された中断期間中、サイブルはメンタルの強化に時間を割いてきた。
「ヨガをやって、瞑想する時間を多く持った。それに読書もしたね。メンタル部分に関しても成長できたと思っている」。
原文:Thybulle Continues to Make an Impact by Lauren Rosen/76ers.com(抄訳)