7月1日(日本時間2日)、ワシントン・ウィザーズがフリーエージェントのガード、ジェアリン・グラントと契約を結んだことを発表した。
身重193cm、27歳のグラントは、かつてワシントン・ブレッツでプレイしたハービー・グラントの息子で、2015年のNBAドラフト1巡目全体19位でウィザーズに指名された。ドラフト当日のトレードでアトランタ・ホークス、さらにニューヨーク・ニックスに交渉権が譲渡され、2015-16シーズンにニックスでNBAデビュー。その後、シカゴ・ブルズ、オーランド・マジックでプレイした。
NBA4シーズンで通算273試合に出場し、平均6.1得点、1.9リバウンド、2.9アシストを記録している。
2018-19シーズンにマジックで60試合に出場したのを最後に、NBAではプレイしていないものの、今季はウィザーズ傘下のNBA Gリーグチーム、キャピタルシティ・ゴーゴーに所属し、39試合の出場で16.3得点、4.3リバウンド、5.9アシストを記録。なかでも、3ポイントショット成功率はGリーグ5位の43.5%と、グラントの大きな武器となっている。
ウィザーズは“ラトビアン・レーザー”として知られる3ポイントショットの名手ダービス・ベルターンスが再開シーズンに参加しないことが決まっており、グラントはその穴を埋める役割を求められることになりそうだ。
NBAは、7月30日(同31日)からフロリダ州オーランドにあるディズニー・ワールド・リゾートのESPNワイド・ワールド・オブ・スポーツ・コンプレックスで2019-20シーズンを再開する。八村塁が所属するウィザーズ(24勝40敗)は、現在イースタン・カンファレンス9位で、同8位マジックを5.5ゲーム差で追っている。
ウィザーズは再開シーズンで行なわれる8試合で8位マジックまでの差を4.0ゲーム差以内に詰められれば、8位と9位のチームでプレイオフ進出最終枠を争うプレイイン・トーナメントに持ち込むことができる。プレイイン・トーナメントは8位のチームは1勝、9位のチームは2勝すればプレイオフ進出となる。