11月28日に行われたFIFAワールドカップ・カタール2022のグループH第2節、ポルトガル対ウルグアイの後半途中に男がピッチに乱入する騒ぎがあった。
男が乱入したのは、ブルーノ・フェルナンデスからクリスティアーノ・ロナウドへのボールがポルトガルの先制点となる少し前の51分のことだった。
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手に虹色の旗を持った男は、「ウクライナを救え」「イラン女性に敬意を」と書かれた『スーパーマン』のシャツのコスプレ姿。警備員に取り押さえられるまで、試合は短時間中断された。
乱入した男は、イタリア人のマルコ・フェッリという人物だ。同国のメディアによると、ペスカーラ出身のこの男は、かつてインドのクラブと契約したこともあるサッカー選手。以前からたびたびサッカーの試合でピッチに乱入し、「Falco」(ハヤブサ)の別名で悪名を轟かせている常習犯だ。
インテルが優勝した2010年のクラブ・ワールドカップやセリエAの試合でも乱入歴があるフェッリは、ピッチで元イタリア代表のアントニオ・カッサーノとハグしたこともある。ナポリとユヴェントスの試合では、ナポリの宿敵ユーヴェに移籍して「裏切り者」と批判されていた元アルゼンチン代表のゴンサロ・イグアインにナポリのマフラーを投げつけるという悪行に及んだ。
ワールドカップの試合での乱入も初めてではない。2010年の南アフリカ大会や2014年のブラジル大会でもスーパーマンの格好をしてピッチに乱入。ブラジルでは「ファヴェーラの子どもたちを救え」というメッセージを世界に示した。
今回のメッセージでも明らかなように、フェッリは政治的な主張を繰り返してきた。ピッチ外では、2月にロシアがウクライナに侵攻した際に、自費でレンタカーを借り、避難民のポーランド国境越えに助力するボランティア活動に取り組んだ。
イタリアの通信社『ANSA』が29日に報じたところによると、フェッリはすでに解放され、特に処分はなかった様子とのことだ。
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