米国とカナダとメキシコで構成する招致委員会の共同代表は、2026年FIFAワールドカップ(サッカーW杯)開催のために代表団がチューリッヒを訪れ、今週査察団と会う予定だと発表した。
オメニスのFIFAスポークスマンは、米国とカナダとメキシコ合同で2026年ワールドカップ開催のための代表団がチューリッヒに今週入札審査員と会う予定だと発表した。
このイベントを主催するために争っているモロッコの関係者も、現地時間30日にスイスで査察団と話をする予定だ。
FIFAの広報担当者は、「FIFAはチューリッヒで双方の招致委員会との会議を予定している。これは標準的な会合だ。全体的な招致プロセスの一部だ」と述べた。
ドナルド・トランプ大統領の招致に向けた後押しもあり、2026年ワールドカップの招致競争は、国際的な関心を集めている。トランプ大統領は米国、メキシコ、カナダに投票を呼びかけ、アフリカの他の国々がモロッコに投票した場合、脅威にさらされるとツイートした。
The U.S. has put together a STRONG bid w/ Canada & Mexico for the 2026 World Cup. It would be a shame if countries that we always support were to lobby against the U.S. bid. Why should we be supporting these countries when they don’t support us (including at the United Nations)?
— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) 2018年4月26日
トランプ大統領のツイート:米国は2026年のワールドカップのためにカナダやメキシコとともに強く招致活動を進めている。米国の招致に対してロビー活動をするのは残念だ。なぜ(国連を含めて)私たちを支援していない国に対して支援しなければならないのだろうか?
Sports Illustratedによれば、北米の招致委員会に属する国々は、トランプ大統領がツイートした後、ホワイトハウスがサッカーに興味を持っていることを示したことを理由に、肯定的な反応を受けたという。
モスクワでFIFA加盟国の最大207人が集まる6月13日の投票に先立って、2つの招致委員会は今週、2018年ロシアワールドカップに向けた会合に参加し、質問に答える。
今年のワールドカップでロシアに、2020年のワールドカップでカタールに投票された2010年について批判ががあり、FIFAは厳しい評価を下した。
北米の招致活動は早い時期に始まったようだが、時間の経過とともにモロッコの招致委員会が勢いをつけている。 FIFAの委員会は、招致の詳細を明らかにするために北アフリカの国に2度目の訪問をした。
AP通信によると、双方の招致委員会は6月13日の投票のために、モスクワで6月10日に開かれる会合でFIFAの承認を受けなければならない。
トランプ大統領は具体的に言及していたわけではないが、FIFAは政界の人物がワールドカップの開催地に関する投票に関して、政治的に利用されることは避けるべきだとコメントした。
原文:World Cup 2026: North America, Morocco bid reps to meet FIFA bid inspectors
翻訳:Hiroshi Ito