サッカー日本代表・前田大然はどんな選手？｜海外の反応やセルティックでの活躍は

Sporting News Japan Staff

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(Getty Images)

11月20日から中東・カタールでサッカーのワールドカップ（FIFA W杯2022）が行われる。ここでは、日本代表の一員として世界に挑む選手たちのプロフィールを紹介する。

前田大然はどんな選手？

名前：前田大然（まえだだいぜん）
生年月日：1997年10月20日
年齢：25歳
身長：173cm
出身地：大阪府南河内郡
ポジション：FW／MF
所属クラブ：セルティック（スコットランド）

修行僧のような風格。横浜F・マリノス時代、同僚のブラジル国籍選手に「何歳？」と問われ「22歳」と答えるも信じてもらえなかった。この様子を収めた動画はSNSでも拡散されたため、見たことがある人も多いだろう。このやり取りの翌年、前田は東京オリンピックに出場する。もちろん、オーバーエイジ枠ではない。

前田は山梨学院大学附属高校から2016年に松本山雅FCに加入。1年目は9試合の出場にとどまるも、翌シーズンに同じJ2の水戸ホーリーホックに期限付き移籍すると36試合に出場。Jリーグ初得点を含む13得点を記録する。2018シーズンは7得点と苦しむも、チームのJ1昇格に貢献。2019年は飛躍の年となる。

4月にJ1初得点を記録すると、6月のコパ・アメリカで日本代表デビュー。7月にはCSマリティモ（ポルトガル）への期限付き移籍が発表される。23試合出場で3得点。伸びしろを残しながら1季で国内復帰。期限付き移籍を経て横浜FMに完全移籍する。そして2021年はレアンドロ・ダミアン（川崎フロンターレ）とともに23得点を記録して得点王に輝く。2022年1月からは二度目の欧州リーグ挑戦、舞台をスコットランドへと移す。

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今シーズンの活躍

セルティックを率いるアンジェ・ポステコグルー監督は、2021年6月まで横浜FMを率いていた人物だ。セルティックの指揮官に就任すると、ヴィッセル神戸から古橋亨梧を獲得。その古橋が活躍を見せると12月には前田のほか、旗手怜央（川崎F）、井手口陽介（ガンバ大阪）と一挙に日本人3選手を獲得する。やや懐疑的だったセルティック・サポーターも、昨季リーグ戦で6得点を記録すると納得。しかし、今季はこれまで14試合出場3得点と、やや苦しんでいる。

海外での評価

前田の特長は「韋駄天」とも称される俊足で間違いない。DF陣を置き去りにしてゴールを決める。特長が明らかなだけに、あとは結果だけが評価対象となる。ポルトガルやスコットランドであれば、主力の1人に数えられることは間違いない。しかし、イングランドやスペインのビッグクラブの食指が動くかというと、現状の成績では難しいと言わざるを得ない。セルティックの先輩・中村俊輔が、マンチェスター・ユナイテッドGKエドウィン・ファン・デル・サールから直接FKで得点を挙げたように、世界レベルを相手に活躍できれば、前田の評価は上がるはずだ。

W杯でドイツ代表やスペイン代表からゴールを奪えば、たちまち移籍市場の目玉となるだろう。