9月1日、欧州サッカーの主要リーグは移籍期間の最終日を迎えた。ワールドカップが冬に行われる異例のシーズンとあって、各クラブは過密日程に備えて積極的に補強へと動いた。ここでは各国リーグの目立った移籍を振り返る。
プレミアリーグ(イングランド)
主な補強
選手名 |
元所属 |
移籍先 |
推定移籍金 |
アントニー |
アヤックス |
マンチェスター・ユナイテッド |
約138億円 |
ウェズレイ・フォファナ |
レスター |
チェルシー |
約117億円 |
ダルウィン・ヌニェス |
ベンフィカ |
リヴァプール |
約109億円 |
カゼミーロ |
レアル・マドリード |
マンチェスター・ユナイテッド |
約103億円 |
アレクサンデル・イサク |
レアル・ソシエダ |
ニューカッスル |
約102億円 |
マルク・ククレジャ |
ブライトン |
チェルシー |
約95億円 |
アーリング・ブラウト・ハーランド |
ボルシア・ドルトムント |
マンチェスター・シティ |
約87億円 |
リシャルリソン |
エヴァートン |
トッテナム |
約84億円 |
リサンドロ・マルティネス |
アヤックス |
マンチェスター・ユナイテッド |
約83億円 |
ラヒーム・スターリング |
マンチェスター・シティ |
チェルシー |
約81億円 |
マテウス・ヌネス |
スポルティング |
ウルブズ |
約80億円 |
ガブリエル・ジェズス |
マンチェスター・シティ |
アーセナル |
約76億円 |
クリスティアン・ロメロ |
アタランタ |
トッテナム |
約73億円 |
カルバン・フィリップス |
リーズ・ユナイテッド |
マンチェスター・シティ |
約71億円 |
ルーカス・パケタ |
リヨン |
ウエストハム |
約62億円 |
この夏の移籍市場の最高取引額となる138億円をアントニーに投じたことを筆頭に、マンチェスター・ユナイテッドが積極的な補強をした。また、チェルシーもレスターからフォファナ、ブライトンからククレジャを獲得するなど、国内での実績豊富な選手を引き抜いている。
ラ・リーガ(スペイン)
主な補強
選手名 |
元所属 |
移籍先 |
推定移籍金 |
オーレリアン・チュアメニ |
モナコ |
レアル・マドリード |
約112億円 |
アントニオ・リュディガー |
チェルシー |
バルセロナ |
約98億円 |
ラフィーニャ |
リーズ・ユナイテッド |
バルセロナ |
約81億円 |
ジュール・クンデ |
セビージャ |
バルセロナ |
約70億円 |
ロベルト・レヴァンドフスキ |
バイエルン・ミュンヘン |
バルセロナ |
約63億円 |
セルヒオ・レギロン |
トッテナム |
アトレティコ・マドリード |
期限付移籍 |
フランク・ケシエ |
ACミラン |
バルセロナ |
フリー移籍 |
アンドレアス・クリステンセン |
チェルシー |
バルセロナ |
フリー移籍 |
ラ・リーガで目立った動きをしたのはバルセロナ。昨季ブンデスリーガ得点王のレヴァンドフスキを筆頭に、数多くのビッグネームを補強した。レアル・マドリードに約112億円で移籍したチュアメニは22歳の若さながらすでに3試合に出場。次世代のスター選手として将来を嘱望されている。
セリエA(イタリア)
主な補強
選手名 |
元所属 |
移籍先 |
推定移籍金 |
ブレーメル |
トリノ |
ユヴェントス |
約57億円 |
チャールズ・デ・ケテラエル |
クラブ・ブルッヘ |
ACミラン |
約48億円 |
ロメル・ルカク |
チェルシー |
インテル |
期限付移籍 |
タンギ・エンドンベレ |
トッテナム |
ナポリ |
期限付移籍 |
ジャコモ・ラスパドーリ |
サッスオーロ |
ナポリ |
期限付移籍 |
ポール・ポグバ |
マンチェスター・ユナイテッド |
ユヴェントス |
フリー移籍 |
パウロ・ディバラ |
ユヴェントス |
ASローマ |
フリー移籍 |
アンドレア・ベロッティ |
トリノ |
ASローマ |
フリー移籍 |
ユヴェントスは昨季のセリエAベストDFに選ばれたブレーメルを地元ライバルのトリノから引き抜いた。また、ポグバのユヴェントス復帰やルカクのインテル復帰など、かつてセリエAで活躍した選手の出戻りもあった。ミランの補強の目玉は若手有望株のデ・ケテラエル。セリエA第3節のボローニャ戦では華麗なアシストを見せ、すでにその能力の片鱗を見せている。ジョゼ・モウリーニョ監督率いるローマはディバラやベロッティといった国内の有力選手をフリーで獲得した。
ブンデスリーガ(ドイツ)
主な補強
選手名 |
元所属 |
移籍先 |
推定移籍金 |
マタイス・デ・リフト |
ユヴェントス |
バイエルン・ミュンヘン |
約94億円 |
サディオ・マネ |
リヴァプール |
バイエルン・ミュンヘン |
約45億円 |
セバスティアン・ハラー |
アヤックス |
ボルシア・ドルトムント |
約43億円 |
カリム・アデイェミ |
ザルツブルグ |
ボルシア・ドルトムント |
約42億円 |
ティモ・ベルナー |
チェルシー |
ライプツィヒ |
約28億円 |
ライアン・フラーフェンベルフ |
アヤックス |
バイエルン・ミュンヘン |
約26億円 |
ニクラス・ズーレ |
バイエルン・ミュンヘン |
ボルシア・ドルトムント |
フリー移籍 |
バイエルンはマネ、デ・リフトといったビッグネームを補強。バイエルンで通算344ゴールを記録した絶対的エースのレヴァンドフスキがバルセロナに移籍したことで、新戦力にはその穴埋めが求められる。
リーグアン(フランス)
主な補強
選手名 |
元所属 |
移籍先 |
推定移籍金 |
ヴィティーニャ |
ポルト |
パリ・サンジェルマン |
約58億円 |
ヌーノ・メンデス |
スポルティング |
パリ・サンジェルマン |
約53億円 |
アミーヌ・グイリ |
ニース |
レンヌ |
約39億円 |
ファビアン・ルイス |
ナポリ |
パリ・サンジェルマン |
約32億円 |
カルロス・ソレール |
バレンシア |
パリ・サンジェルマン |
約25億円 |
レナト・サンチェス |
リール |
パリ・サンジェルマン |
約21億円 |
モハメド・カマラ |
ザルツブルグ |
ASモナコ |
約21億円 |
マテオ・ゲンドゥージ |
アーセナル |
マルセイユ |
約15億円 |
ウーゴ・エキティケ |
ランス |
パリ・サンジェルマン |
期限付移籍 |
パリ・サンジェルマンは例年のように移籍市場を賑わせた。一時はキリアン・エムバペの流出も噂されたが慰留に成功し、さらに新戦力を迎えて層を厚くした。なお、ASモナコには日本代表の南野拓実が加入している。