UEFAヨーロッパリーグ 三笘薫所属ブライトンvsAEKアテネ戦勝敗予想｜UEL2023-2024グループステージ第5節

AEKアテネは、ブックメーカーが開幕節のAMEXスタジアムでの勝利を見込めないと判断したときほどの大穴とは見なされていないが、ブライトンは依然として勝利の有力候補である。それはアヤックス相手に2-0で連勝した強力なパフォーマンスを反映しているからだ。

ただし、これらの結果が今後の戦いについてどれだけ示唆しているかは疑問である。アヤックスは、監督の交代による過渡期の状態でいずれの試合でもほとんど抵抗を示さなかった。

ギリシャのトップリーグのチームの質はプレミアリーグとは単純比較できないが、AEKアテネは今シーズン国内リーグのホームでは無敗で、本拠地で絶対的な強さを誇っている。

AEKアテネは国内リーグ10試合終了時点で、チームのトップスコアラーであるウィンガーのシュテファン・ツバーがわずか4得点しか挙げていない。9月の試合のようにブライトンを困らせる可能性は、最初の試合で負傷したブライトンのキャプテンを務めるCBルイス・ダンクの出場によって阻まれるかもしれない。

カラバオカップを除いて、ブライトンは過去25試合で得点しており、それは4月のマンチェスター・ユナイテッドに対するFAカップでの敗戦まで遡る連続記録だ。そのため、ブライトンはほぼ確実にゴールを決めることが期待できる。

三笘薫がほぼ2か月間もゴールに絡むことを待ち続けているが、それは時間の問題のようだ。そして、いつも通り、統計がそれを裏付けている。

インターナショナルブレーク前のシェフィールド・ユナイテッド戦の1-1の引き分けでは、日本のウィンガーは後半のみの出場にもかかわらず、FWアンス・ファティ以外では唯一2本のシュートを放ち、そのうち1本が枠内に飛んでいた。また、90分プレーしたFWサイモン・アディングラ以外では、三笘がボックス内でタッチした回数が最も多く6回だった。

そして、第4節のアヤックス戦では三笘、ファティ、アディングラ、FWジョアン・ペドロの4人がブライトンが放った計8本のシュートを平等に分け合い、それらの選手たちにはゴールの期待値が高まった。

昨年10月のプレミアリーグデビュー以来、三笘はボールキャリーで他のどの非守備選手よりも前線にボールを供給し、チーム全体ではDFルイス・ダンク（4,974メートル）に次いで2位となる4,856メートルを記録している。

三笘はブライトンのヨーロッパリーグの殆どの試合でプレーし、マルセイユ戦の2-2の引き分けにつながるMFパスカル・グロスのゴールを演出した。第5節は、対戦相手がグループステージの4試合で8失点と守備に難があるだけに、三笘がヨーロッパリーグで得点を挙げる可能性が十分にある。