日本時間7月29日(月)、パリオリンピックの柔道競技3日目、個人戦 女子57キロ級、男子73キロ級がシャン・ド・マルス・アリーナで行われ、男子73キロ級で橋本壮市、女子57キロ級で舟久保遥香が、共に銅メダルを獲得した。
橋本は、準々決勝では、ギャバ(フランス)の力で押す柔道の前に、消極性を取られて反則負けとなったが、敗者復活戦では、「ヘッドダイビング」による反則勝ちで勝ちあがった。3位決定戦ではジャコヴァ(コソボ)から、開始早々に鮮やかの一本背負いで技ありを奪うと、つっかけてくるジャコヴァを御して優勢勝ち、銅メダルを獲得した。橋本は今大会の柔道代表で男女を通じた最年長・32歳11カ月での表彰台となった。
舟久保は開始9秒で、東京五輪銀メダルのシジク(フランス)に一本負けを喫したが、敗者復活戦では得意の寝技が冴えて、押さえ込みで1本勝ち。3位決定戦では、リオ五輪金メダリストのシルバ(ブラジル)を、スタミナで上回って勝利、銅メダルを獲得した。
女子57キロ級決勝は、出口クリスタ(カナダ)とホ・ミミ(韓国)という、日本生まれ、日本育ちの対決に。舟久保も含めて、表彰台の4人中は3人は日本柔道が育てた選手となった。
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試合経過・ハイライト:橋本、舟久保は「銅」
※内容は逆時系列。時刻は日本時間表記
◇女子57キロ級決勝
○出口 クリスタ(カナダ) vs ホ・ミミ(韓国)●
共に、日本で生まれ、日本で育った選手。通った学校も中・高・大学まですべて日本。出口は2017年にスカウトされてカナダ国籍を選択した。ホは日本名・池田海実で、現在は早大4年生で、柔道部女子副将を務める。
本戦の4分間で両選手に2つづつ指導。延長ゴールデンスコアでホに3つ目の指導が言い渡されて、反則負けとなった。出口が金メダルを獲得した。
◇男子73キロ級3位決定戦
○橋本壮市(日本)vs アキル・ジャコヴァ(コソボ)●
01:24 橋本が、つっかけてくるジャコヴァを御して、優勢勝ち。銅メダルを獲得した。橋本は32歳11カ月で初の五輪、そして見事な柔道でメダルを手にした。
01:23 指導を2つ受けている橋本を反則負けに追い込もうと、とにかく前に出て、パンチのように手を繰り出してくるジャコヴァ。
01:20 ジャコヴァが手を負傷して試合が中断。
01:18 またも一本背負いを仕掛ける橋本。組み手争いでも勝っている。
01:16 試合が始まった。開始早々に橋本の一本背負い、技ありを奪った。
01:15 橋本が白の柔道着で入場。
間もなく試合開始。
◇女子57キロ級3位決定戦
○舟久保遥香(日本)vs ラファエラ・シルバ(ブラジル)●
24:43 シルバの投げ技がビデオ判定に。頭から突っ込む「ダイビング」が認定され、舟久保の反則勝ち。銅メダルを獲得。
24:39 舟久保が執拗な寝技、シルバはスタミナが切れてきた。
24:34 延長戦に。
24:34 舟久保が膝を痛めたか。
24:29 両者に指導。
24:27 試合開始。
24:26 橋本が白の柔道着で入場。相手のシルバは、リオ五輪のこの階級金メダリスト。
◇男子73キロ級敗者復活戦
○橋本壮市(日本)vs バットザヤ・エルデネバヤル(モンゴル)●
23:56 バットザヤが払い巻き込みを仕掛けたが、その後ビデオ判定に。投げる際に自分が頭から突っ込んだために「ダイビング」で反則負けとなった。橋本は3位決定戦に進んだ。
23:51 試合開始。
23:50 橋本が白の柔道着で入場。
間もなく試合開始。
◇女子57キロ級敗者復活戦
○舟久保遥香(日本)vsマリツァ・ペリシッチ(セルビア)●
23:06 横四方固めで一本勝ち。舟久保は銅メダルをかけて3位決定戦に臨む。
23:05 帯取り返しから寝技に持ち込む。足を抜いて抑え込みに入った。
23:03 寝技に持ち込もうとする舟久保。
23:02 両者に指導。
23:01 試合開始。
23:00 選手入場、青い柔道着の舟久保。
◇男子73キロ級準々決勝
●橋本壮市(日本)vsジョアン・ベンジャミン・ギャバ(フランス)○
共に攻め手を欠き、延長ゴールデンスコアとなったが、橋本が6分28秒に「不正な攻撃」で3つ目の「指導」を受けて、反則負けとなった。橋本は敗者復活戦に回った。
◇女子57キロ級準々決勝
●舟久保遥香(日本)vsサラ=レオニー・シジク(フランス)○
舟久保は開始9秒で、東京五輪銀メダルのシジクの出足払いで一本負けした。舟久保は敗者復活戦に回った。
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