メイウェザーが平本蓮を通訳に朝倉未来を挑発、大会中継はABEMA PPVに|超RIZIN/RIZIN.38ハワイ記者会見

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Floyd Mayweather vs Mikuru Asakura
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9月25日(日)にさいたまスーパーアリーナで同日開催される『超RIZIN』(スーパーライジン)、『RIZIN.38』の記者会見が、日本時間8月31日昼、米ハワイ・ワイキキビーチの特設会場で行われ、榊原信行CEOが堀口恭司vs金太郎などの追加カードを発表。中継配信は『ABEMA PPV』で行うことも決まった。会見後半には、ボクシングエキシビションマッチで戦う朝倉未来とフロイド・メイウェザーも登壇した。

『RIZIN.38』の追加カード発表にはUFCレジェンドも登場

記者会見は3部構成で行われ、その模様はRIZIN公式YouTubeチャンネルのほか、同大会を中継する『ABEMA』でもライブ配信された。

会見第2部で『RIZIN.38』と『超RIZIN』の追加カードが発表されたほか、同2大会の試合中継については、ワールドワイドでPPVライブ配信すると明かされ、地上波TV中継については言及されなかった。日本国内では、那須川天心vs武尊の『THE MATCH』を配信した『ABEMA PPV』をメインストリーマーとし、RIZIN公式サービス『RIZIN STREAM PASS』でも配信する(価格詳細、現地観戦チケットについては後述)。

会見第2部には、『RIZIN.38』での対戦が発表された鈴木千裕、萩原京平が登壇して舌戦を繰り広げたあと、ハワイを拠点に後進の指導や政治活動を行っている元UFC2階級制覇王者のB.J.ペンさんがゲストとして登場した。また、現在、米『Bellator MMA』を主戦場にしている堀口恭司の国内復帰戦の相手は、地下格闘技『THE OUTSIDER』、『PANCRASE』出身の金太郎に決まった。

メイウェザーが平本蓮を通訳に抜擢して朝倉未来を挑発

第3部では、『超RIZIN』でのエキシビション対決を行う朝倉未来とフロイド・メイウェザーが登壇した。メイウェザーは9月25日に向けて、「日本で楽しめるような試合をしたい」と話し、RIZINの選手や朝倉を褒めちぎり、スポンサーに感謝を述べていた。

2018年大晦日の那須川天心戦のような試合になるかと問われると、「それはわかりません。才能のある選手と戦えることを嬉しく思っている。メイウェザーと戦うことは緊張するだろうが、ベストを尽くしてくれるだろう」とトーンを崩さなかった。

メイウェザーは自身に関係のないRIZINのハワイ展開の質問中、榊原CEOのマイクの位置を調整するなどの気配りをみせていたが、トレーニングの量について質問が飛ぶと、なぜかRIZIN選手の平本蓮を通訳者として登壇させた。メイウェザーに耳打ちされた平本は、「お前(朝倉)は俺くらい稼いでから調子に乗れ、とメイウェザーさんが言ってます」などと通訳し始めた。

さらにメイウェザーは度々平本に耳打ちし、「ダサい服を着るな。俺のブランドのTMTを見習え」「俺のパンチで朝倉の鼻をナスくらいに腫らしてやる」「パンチのスピードはジェット機とハエくらい違う」などと次々に放言させ、朝倉を挑発した。これまで対戦した天心、YouTuberボクサーのローガン・ポールとの違いについて問われた際には、回答の途中から自身のプロデュースする商品の紹介をし始めるなど今回もやりたい放題だった。

イラ立つ朝倉からの「話しも長いがもう少しまとめることができないのか」というツッコみには一切答えず、「その(RIZINのMMA)グローブでやれる自信があるなら」と煽られると、「(ボクシングとMMA)両方の練習をハードにこなして、いつでもやれる準備をしている。コナー・マクレガー戦のときから何も違いはないよ。ボクシング戦としてオファーを頂いてやっているだけ。MMAの試合としてのオファーなら従いますが、今回はボクシングの試合なだけですよ」と軽くいなした。

会見後のフェイスオフでは、にじり寄る朝倉がメイウェザーのスタッフに腕で制される場面もあったが、メイウェザー自身はローガン・ポールとの会見時のように激昂することもなく、穏やかにその場を離れている。

『超RIZIN』『RIZIN.38』さいたまスーパーアリーナ大会発表済みカード

『超RIZIN』

  • ボクシング・エキシビションマッチ
    • 朝倉未来 vs. フロイド・メイウェザー
  • ★キックボクシングルール・53kg契約
    • 吉成名高 vs. バンダサック・ソー・トラクンペット

『RIZIN.38』

  • ★MMAルール・61kg契約
    • 堀口恭司 vs. 金太郎
  • MMAルール・61kg契約
    • 扇久保博正 vs. キム・スーチョル
  • ★MMAルール・66kg契約
    • 萩原京平 vs. 鈴木千裕
  • ★MMAルール・71kg契約
    • 大原樹理 vs. ルイス・グスタボ
  • ★MMAルール・120kg契約
    • シビサイ頌真 vs. カルリ・ギブレイン

★は8/31追加発表分

『超RIZIN』と『RIZIN.38』の試合中継と現地観戦チケット

『超RIZIN』と『RIZIN.38』の試合中継は、前述通り、インターネット動画配信の『ABEMA PPV』と『RIZIN STREAM PASS』でライブ配信される。

『ABEMA』のPPV価格は、前売税込6000円(5000コイン)、当日税込6600円(5500コイン)。ABEMAプレミアム会員(月額960円)であれば20%引きとなり、前売りが税込4800円(4000コイン)、当日が税込5280円(4400コイン)になる。『ABEMA』の有料コンテンツ利用は、サービス内通貨『ABEMAコイン』が必要となる。

RIZIN公式の『RIZIN STREAM PASS』では、前売が会員価格税込5400円、当日が会員価格税込6000円となる。

いずれのサービスにおいても視聴料は2大会分セットとなっている。

また、『ABEMA PPV』では、朝倉未来応援チケットの販売も予定しており、販売開始日時は後日発表するとした。

さいたまスーパーアリーナ現地観戦チケットは全体で2万枚発売を予定としており、9月4日(日)10時から一般発売となる。8月15日から段階的に始まったファンクラブ、RIZIN STREAM PASS、公式サイト、イープラスの先行発売分ですでに売り切れている席種もあるという。なお、一般発売前の各種プレイガイド先着先行販売は9月1日(木)10時から3日(土)終日(イープラスのみ23:40まで)となっている。

チケット料金は最も高額なVVIP席1列目が100万円、最低額がA席2万円で発売される。

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日本編集部所属。ボクシング・格闘技担当編集者。
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