6月10日(日本時間11日)、TDガーデン(マサチューセッツ州ボストン)で行われたNBAファイナル2022のゴールデンステイト・ウォリアーズ対ボストン・セルティックス第4戦は、107-97でウォリアーズが勝利し、シリーズを2勝2敗のタイとした。
ウォリアーズのステフィン・カリーは、3ポイントショット14本中7本成功を含むフィールドゴール26本中14本成功(53.8%)の43得点、10リバウンド、4アシストで勝利に貢献している。
試合後、カリーが報道陣の質疑に応じた。
――今夜のようなパフォーマンスは、あなたにとってどれだけの意味があるか。そしてボストンでシリーズをタイにしたことをどう思っている?
今夜の僕らはロードで勝たなければいけないという危機感があった。ホームコートアドバンテージを取り戻し、勢いをつけなければいけないとね。それらが分かっていたから、大きな意味がある。
ハードファイトの末の勝利だった。第1クォーターで調子を定められたと思う。1点ビハインドではあったけど、第3戦と比べて守備で大きな違いがあったし、それが所々で持ちこたえるだけの活力になった。それに何度かランができたしね。相手を止めて、トランジションし、みんなを巻き込んでいった。そして終盤に勝つチャンスを手にしたんだ。
試合を通じたフィジカルや集中力、忍耐力という点で、みんなのことを誇りに思う。1勝3敗でホームに向かうより、2勝2敗の方がはるかに良い。今夜は良い仕事ができた。
――クレイ・トンプソンは、あなたのファイナルでのナンバーワンパフォーマンスだったと評価している。あなた自身は賛成するか。ドレイモンド・グリーンは、この数日のあなたの振る舞いから、燃えているのが分かったと言っている。(第3戦で)負けてから何か感じるようになっていたのか。
どういう試合の始め方を望むかだ。僕らはシーズンを通じ、そして毎年、ドレイモンドがそういうエネルギーや炎をもたらしてくれることに頼っている。今夜は僕たちがここにいることを示さなければいけないと思った。彼らの観客だろうが、チームだろうが、ウチのチームだろうが、そういうエネルギーや炎を見たいと望む人なら誰でも、僕らはそれを糧にする。
それが試合に入っていく上で助けになったと思う。強く望むがゆえに、それが少し妨げになったり、みんながちょっとプレッシャーを感じたりして、逆効果になることもあるのは、経験から知っている。僕はそれをポジティブな方向にもっていって試合を始めたかったんだ。
自分のパフォーマンスを評価することはできない。とにかく試合に勝つことだ。
――このシリーズでは攻撃面であなたにもっと助けが必要と感じられることがあった。特に第4Qのアンドリュー・ウィギンズとジョーダン・プールをどう思う? あなたたちが必要としていた時に、彼らが大きな得点をあげたと思うが。
クレイも大きな得点をあげたよ。全員がステップアップしてくれた。第4Qはみんながより冷静になり、自分たちがどんなショットにしようとしているかを理解しようとしたと思う。
(第4Qに自分がコートに)戻ってからはターンオーバーがひとつだけだったと思う。それから僕たちは落ち着き、彼に対して積極性を出せた。オープンな選手を見つけ、シンプルなプレイを決めて、あなたが言った選手たちがみんな活躍してくれた。
もちろん、あと2勝するために、僕たちはもっとそれが必要だ。プールやウィギンズ、トンプソンらはみんな、試合のどんな瞬間でもショットをつくることができる選手たちだ。今夜はありがたいことに彼らがそれをしてくれた。