デローザンの娘がブルズ勝利に貢献? ラプターズのFTで金切り声|NBAプレイイン・トーナメント2023

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4月12日(日本時間13日)に行われたイースタン・カンファレンスのプレイイン・トーナメント、シカゴ・ブルズ対トロント・ラプターズの試合中継では、何度も金切り声が聞こえた。

ラプターズ史上最も愛された選手のひとりで、現在はブルズに在籍するデマー・デローザンは、その声のために人気を失うかもしれない。

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ラプターズの選手がフリースローを放つたびに、デローザンの9歳の娘が、ミスになることを願って金切り声をあげていたのだ。

しかも、娘はバスケット付近の席に座っていた。つまり、ラプターズの選手たちは前半、ショットを放つ際にデローザンの娘が叫ぶのが見えていたことになる。

その影響か、この日のラプターズはFTの精彩を欠いた。36本中18本成功にとどまり、決めればオーバータイム突入の可能性もあった終盤のFTでも、パスカル・シアカムが2本を失敗している。試合は109-105でブルズの勝利に終わった。

ラプターズのフレッド・バンブリートは、前半終了間際にブザービーターショットを決めた際、デローザンの娘にメッセージを送っている。

誰によるものか分かる前から金切り声は気づかれていたが、判明してからは、笑うしかなかった。

ただ、すべての人が楽しんだわけではないようだ。「ラプターズのFTの時に叫ぶのをやめるよう、誰かが丁寧にデローザンの娘に頼む必要がある。やりすぎだ」という声もあった。

試合後、娘の行動について問われたデローザンは、直接は認めなかった。だが、コート上でのインタビュー中に娘が登場している。

その後、デローザンは落ち着いてからこの件に触れた。

デローザンは報道陣に「さっき見たよ。話題になっていたね」と話している。

「試合中に何かが聞こえ続けて、それはFTの時だった。失敗した選手もいた。僕は『おいおい、娘が叫んでいるのか?』という感じだったよ」

デローザンは「クレイジーなのは、先日娘から下校途中に連絡があったんだよ」と明かした。

「『トロントでの試合に行っていい? 』と言われた。彼女が小さかったころ、トロントでの試合は全部見ていたのを覚えている。でも学校があるから、僕はダメだと言おうとした。でも娘は何度も頼んできて、絶対に応援に行くと言うんだ。それで『1日だけ学校を休んで試合に来ていいよ』と言ったのさ。そうして正解だったよ。娘に借りができたのは確かだね」

デローザンの娘は、今では敵となったチームに影響を及ぼした。ラプターズが在籍時のレガシィ(遺産)を語る際、今回のことでデローザンを恨まないように願うばかりだ。

原文:DeMar DeRozan gives daughter Diar credit for Bulls' play-in win over Raptors: 'I owe her some money'(抄訳)

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Kevin Skiver is a content producer at The Sporting News
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