5月5日(日本時間6日)にオハイオ州クリーブランドのロケット・モーゲージ・フィールドハウスで行われたイースタン・カンファレンスのプレイオフ・ファーストラウンド第7戦、オーランド・マジック対クリーブランド・キャバリアーズの一戦は、キャバリアーズが106-94で勝利し、シリーズ4勝3敗でカンファレンス・セミファイナル進出を決めた。
ろっ骨のケガでジャレット・アレンが3試合連続欠場となったキャバリアーズは、開始から9本連続で3ポイントショットが失敗となり、一時は18点のビハインドを背負う。それでも、ハーフタイムまでに10点差へと押し戻す。
すると後半、キャバリアーズは守備の強度を高め、第3クォーターにマジックをフィールドゴール24本中4本成功の15得点に抑えて逆転する。8点リードで迎えた第4Q残り5分53秒、ダリアス・ガーランドの3Pで二桁点差に。NBAによると、1997-1998シーズンにプレイ・バイ・プレイの集計を始めて以降、第7戦で最大の逆転劇となった。
キャバリアーズ(4勝3敗)は第6戦で50得点をあげていたドノバン・ミッチェルが39得点、9リバウンド、5アシスト。そのほか、キャリス・ルバートが15得点、5リバウンド、マックス・ストゥルースが13得点、ガーランドが12得点、エバン・モーブリーが11得点、16リバウンド、5ブロックを記録している。
ミッチェルは「このために僕はここにいる」と話した。
「それが僕の仕事なんだ」
その上で、ミッチェルは「敬意を欠くわけではないけど、本当にたいした意味じゃない」と述べている。
「僕らはファーストラウンドで勝つためだけにプレイオフに進んだわけじゃない。ひとつの目標を達成した。次はまた目標を達成しなければいけない。そういう心構えでいなければ」
一方、マジック(3勝4敗)はパオロ・バンケロが38得点、16リバウンド、ウェンデル・カーターJr.が13得点、7リバウンド、ジェイレン・サグスが10得点、9リバウンドをマークした。
シリーズ開幕2連敗から第7戦まで戦ったバンケロは、「初戦が終わった時はみんな、僕らは準備できていないという感じだった」と話している。
「それからの巻き返しぶりは、僕らがどこに向かっていて、何ができるかを示している」
レブロン・ジェームズ不在では1993年以来となるプレイオフシリーズ勝利を飾ったキャバリアーズは、東地区準決勝で第1シードのボストン・セルティックスと対戦。第1戦は5月7日(同8日)、マサチューセッツ州ボストンのTDガーデンで行われる。
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