FIFAワールドカップ・カタール2022で欧州の強豪ドイツとスペインを破ってグループステージを首位で突破し、2大会連続となるノックアウトステージ(決勝トーナメント)進出を果たしたサッカー日本代表の活躍を、同じアジア大陸の国という立場からインドのメディアが称賛している。
インドの経済メディア『moneycontrol』は、「日本の森保一監督がファンの前でお辞儀をし、応援に感謝したとき、逆であるべきと感じた。実際、再びアジアが世界の強豪と競う夢を見させてくれた彼と彼の選手たちに、日本だけでなくアジア大陸全体が感謝すべきだ」と、日本の戦いぶりがアジア全体を後押しすると評した。
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「日本は世界最高級の2チームに勝ち、前回大会のファイナリストを脅かした。それだけでなく、アジアのチームが世界のサッカーの中で本来あるべき場所からそう離れていないということを示した。(もっと上に行くには)さらに何大会か必要かもしれないが、日本が描いてきた青写真はこれまでのところ成功している」
同メディアは日本がワールドカップ優勝のために「100年のビジョンを掲げた」とし、「すでに持っていたスピードとアジリティー(敏捷性)に、さらに多くの要素を加えていった」と報じている。
「日本は細部や物事の習得のための構造にこだわる国だけあって、サッカーのシステムにも技術とフィジカルさを加えようとした。プレスを仕掛ける現代的なアプローチで欧州のチームが向かってくるなか、タイトなスペースでボールをコントロールできなければ、戦術は意味をなさない。ワールドカップでの日本の戦いぶりはその証だ。彼らはボールを望み、攻めることを望んだ。何かを起こそうとしたのだ」
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さらに、多くの選手が欧州リーグでプレーするようになったことも大きいとし、メンタリティーの変化を指摘している。
「元王者や前回のファイナリストを相手に、引いてカウンターからの得点を狙うのは簡単だ。だが、日本のメンタリティーは、アンダードッグ(負け犬、格下)から真に競える国に成長した。彼らは試合をあきらめない。欧州の強豪に気後れしない。そしてベスト8進出に迫った」
同メディアはそんな日本のサッカーをアジアのお手本であると称賛している。
「サッカーのようにグローバルなスポーツでは、ひとつの国のパフォーマンスが大陸全体を刺激することがある。そして、日本ほど優れたテンプレート(定型)はない」
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大会展望&注目国の戦力分析
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