9月6日(日本時間7日)、バロンドールを巡るレースが正式に始まった。『France Football』誌が候補となる30名のショートリストを発表している。
バロンドールは、伝統的なヨーロッパのシーズンをフルにカバーするように変更された。つまり、2022-2023シーズンのバロンドールは、2022年8月から2023年7月までのパフォーマンスを考慮して選出される。
そこには、カタールで開催され、アルゼンチンが優勝したFIFAワールドカップ2022も含まれる。この大会では、歴代最多となるバロンドール受賞7回を誇るリオネル・メッシが、相次ぐ見事なパフォーマンスを披露。キャリアを通じて追い求めてきた冒険に終止符を打ち、ついにサッカー界最大の賞を手にした。
だが一方で、22歳のアーリング・ハーランドは、マンチェスター・シティが三冠を達成した昨季、公式戦で52得点と驚異的なゴール数を記録している。これは投票者たちの決意を揺るがし、代表での栄光とクラブでの成功を巡る議論をヒートアップさせるだろう。
2023年バロンドール予想オッズ
ワールドカップでアルゼンチンにとって通算3回目、そして自身初の優勝を果たしたメッシが、2023年のバロンドール受賞候補筆頭だ。
パリ・サンジェルマン(PSG)でのメッシのラストシーズンは、様々なことがあった。サポーターから時折ブーイングを浴びせられ、UEFAチャンピオンズリーグで敗退し、優勝したリーグアンでも躓きがあった。それでも、メッシは公式戦で40得点超を達成している。
しかし、プレミアリーグのシーズン得点記録を更新し、歴史的なシーズンとしたハーランドも、メッシに迫る勢いだ。
2023年のバロンドールは、この両者の一騎打ちとなるだろう。ほかの選手たちが受賞するチャンスはほとんどない。
後を追うのは、メッシのPSG時代のチームメイトであるキリアン・エムバペや、ブラジルのスターであるビニシウスJr.、そしてシティの司令塔ケビン・デ・ブルイネとなる。
オッズは現地時間2023年9月6日時点
BetOnSports (イギリス) |
Dafabet (インド) |
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リオネル・メッシ | 1/5 | 1.13 |
アーリング・ハーランド | 10/3 | 6.25 |
ケビン・デ・ブルイネ | 42/1 | 41.00 |
キリアン・エムバペ | 66/1 | 51.00 |
ロドリ | 66/1 | 51.00 |
ビニシウスJr. | 100/1 | 51.00 |
カリム・ベンゼマ | 100/1 | 67.00 |
2023年のバロンドール授賞式の日程や歴代受賞者はこちらから。
※この記事はスポーティングニュース国際版の記事を翻訳し、日本向けに一部編集を加えたものとなります。翻訳・編集:スポーティングニュース日本版編集部