W杯を3度制した『サッカーの王様』ペレ氏が82歳で死去

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2022年12月29日(日本時間30日)、代理人が『Associated Press』でペレ氏の死を発表した。

FIFAワールドカップ・カタール2022でブラジルが栄光を追い求めている中、彼らの最大のスターの健康状態は世界を心配させた。セレソンでワールドカップを3回制した82歳のペレ氏は、史上最高選手として広く知られている。

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この4年、ペレ氏の健康に関するニュースは絶えなかった。ブラジルのレジェンドは様々な病気と闘ってきたのだ。

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12月28日(同29日)、ペレ氏はまだ病院にいた。スペインのメディア『El Espanyol』は、「予断を許さない状態」とし、「命がけで闘っている」と報じていた。

ペレ氏は11月29日(同30日)に入院して以降、容体が安定していた。医療スタッフは、呼吸器感染症の治療に対する反応が良いと発表していた。『ESPN』によれば、入院直前にはCOVID-19(新型コロナウイルス)に感染していたという。

ブラジルでペレ氏が緩和ケアに入ったと報じられると、本人は12月3日(同4日)にインスタグラムに投稿。「強さ」を感じており、治療に変化はないと強調していた。

ペレ氏はインスタグラムで「友人たちよ。みんな落ち着いて、前向きでいてほしい。私は強い。大きな希望とともに、いつもどおり治療に従っている」とコメントしていた。

「治療のすべてについて、医療看護チーム全体に感謝したい」

「私は神を強く信じており、世界中のみなさんから受け取った愛のメッセージのすべてが力をみなぎらせてくれる。そしてワールドカップのブラジルも見てね!」

「すべてにとても感謝している」

12月5日(同6日)の韓国戦でブラジルが4-1と勝利した試合後には、チームが自身の横断幕を掲げた写真をシェアし、ワールドカップに注目し続けていることを強調した。

ファンに健康状態を知らせ続けた娘のケリー・ナシメントさんは、クリスマス直前、自宅でのお祝いが中止となり、病院でクリスマスを過ごすことを明かしていた。

12月26日(同27日)、ケリー・ナシメントさんはクリスマス期間中に父親を世話した病院関係者に感謝している。

ケリー・ナシメントさんは「非常に有能でとても思いやりのある治療のプロフェッショナルたちにみてもらうことができている。この特権を忘れることは一瞬もない。悲しみの中でも、感謝するばかりだ」と話した。

ペレの病気

直近は呼吸器感染症の治療を受けていたペレ氏だが、2021年以降は結腸がんと闘っていた。

同じ年にがんは取り除かれ、以降は化学療法に臨んでいた。

ペレ氏はブラジルのサンパウロにあるアルベルト・アインシュタイン病院で治療を受けていた。

原文:Pele health: 82-year-old World Cup legend dies after battling serious illness
翻訳:スポーティングニュース日本版編集部

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Josh is a content producer for The Sporting News Australia.
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